市況 conditions of market 2004 11 23
また、悲観主義に傾いています。
まず、円高と言っても、日本は、輸入大国です。
マイナスばかりではありません。
(ハイテク企業ですら、原材料や部品を輸入しているはずです。
こうしたものを輸入して、加工し、輸出しているはずです)
さらに、ハイテク企業は、何度も円高を経験しています。
また円高が来たからと言って、あわててしまうことはないと思います。
十分、円高対策をしているはずで、もし円高対策をしていないならば、
過去に何度も円高を経験しているわけですから、その企業の経営能力が疑われます。
今となっては、経営が風頼み(円安)の企業は、少ないはずです。
そういう企業があるとするならば、たとえ円安になっても、投資対象の企業にはなりません。
日本企業は、十分、円高抵抗力があるはずです。
(ハイテク企業の経営者は、アリバイ的に、円高は大変であると言うかもしれませんが、
気持ちの上では、十分、静観していると思います)
また、外国人投資家にとってみれば、円高は資産増加にもなります。
このように、円高になったからと言って、悲観主義に走るのは誤りです。
プラスの面も、ひとつひとつ探していく局面だと思います。